宇都宮市長選挙の告示に伴い、候補者の現宇都宮市長 佐藤栄一は2024年11月10日(日曜日)、宇都宮市の護国神社前で出陣式を実施しました。佐藤栄一の個人スピーチ全文を文字でお届けします。
皆さんおはようございます。寒い中、多くの皆様方にお集まりをいただきました。誠にありがとうございます。
この度、自民党・公明党のご推薦をいただき、また各種団体の方々のご推薦をいただき、立候補させていただきました。今までの 20 年間、各先生方にご紹介をいただきました。本日ここにいらっしゃる皆さんと、そして国会議員の先生方、県会議員の先生方、そして市会議員の先生方、多くの団体の方々と一緒に作り上げてきた宇都宮市です。
20 年間、皆さんとともに汗をかいてきました。皆さんと一緒に作ったこの宇都宮です。この皆さんと作った宇都宮をこれから発展させることが私、そして皆さんの私は責任だと思います。
皆さん、一緒にまた 4 年間を戦っていただくために、この選挙必ず勝利に導くようにお力をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
JR 宇都宮駅の東口はだいぶ様変わりしました。昭和の時代しか知らない方にとっては・・・
「全く別な町になった」
「まるで東京のようだ」
「市長や知事がナマってなかったら東京だ」(一同爆笑)
そんなことを言っていただく方が増えています。そして、それは栃木県知事もおっしゃる未来への送信、その投資の一環です。まちづくりのための投資。ただ、LRT を敷設するだけではありません。
これからの宇都宮をどう作っていくか、その中の一つの装置が LRT でありました。しかしながら、その一つの装置が大変な力を発揮して、人口もJR宇都宮駅東側で 8% 増え、そして地価もどんどん上がり一人ひとりの資産の価値が高まっています。
そして、清原工業団地では LRT で通う方が増えたため、自社の駐車場が不要になった。そこに新たな資本投資が始まっています。合計で 1100億円の投資が民間の力だけで、民間だけで始まりました。
・数字で観る芳賀・宇都宮LRT「ライトレール」、官官(栃木県・国)、官民連携が生んだ至れり付くせりの事業
それが宇都宮にもたらしたリターンです。投資に対するリターン投資をこれ。これからも続けていって、皆さんの税収だけじゃなくて、外からの大きな資本や様々な力によって宇都宮を発展させること。これが人口減少の社会を進んでいく、我が国に必要な、我が国の地方自治体に必要なまちづくりの手法です
これからは西口にいよいよLRTを施設をしていきます。この西口でありますけども、まず LRT の効果をさらに高めていくため、JR 宇都宮駅の西口、ここに再開発をかけて、全ての地権者の皆さまがご協力をして、50万や 100万都市にふさわしいという駅の西口を作り上げていきます(宇都宮駅西口大改造計画(PDFファイルが開きます))。
そして、LRT に関してはここ護国神社を過ぎてコンセーレまでの 5 キロ。これを第一次計画とし、そしてさらにここから 3キロ先の大谷、ここまでを。延伸の計画として進めていきたいと考えています。
宇都宮は二荒山神社、西口を中心に栄えてきた町です。その二荒山神社を中心に栄えてきた区割り、道路は拡幅されきれいになり走りやすくなり、さまざまな街ができてきましたが、区画自体、区割り自体は江戸時代とそれほど代わりません。ちょうど宇都宮氏が22代で改易をされ、江戸時代となり、多くのお殿様が宇都宮を治めてきました。その中で本田正純公が創ったのがこの日光街道を社参のため整備をし、そして奥州街道を付け替えました。
旧グランドホテル方面に行く道をまっすぐ東京街道よろしく池上町まで伸ばし、JR宇都宮駅方面まで伸ばした。これが本田正純公が付け替えた奥州街道です。そして区割りが今のような街になりました。
本来であれば、震災や先の大戦で宇都宮も空襲に会いました。被害に遭いましたので、本来であれば綺麗に 5 番の目のように区画の割合区画の整理がされるところが、あまりにも復旧が早すぎて、その区割りができなかった。
行政による区画整理ができなかった。それが本音であり本当であります。それを今まで宇都宮市がこのように発展をさせてきた。そして知事の力をいただいて、綺麗な街の整備ができた。国の力も借りて宇都宮が 50万都市になりました。
しかし、これから人口が減っていきます。その人口は減っていく中で、子どもたちが少ない人口でこの宇都宮を支えていく。つまりは野球で言えば 9 人で守るところを 5 人で守るだけではならない。5 人でも守れるような町に変えていかないと、都市の構造を変えていかないと次の世代は持ちません。
それを加味したまちづくりを、いよいよ西側この LRT 沿線を変えていきたいと考えています。そのためには皆さんの力が必要ですし、民間の力が必要です。特に西側の大通り沿いは古い建物も増えていきました。
オーナーの皆さんも建て替えとか検討されてるでしょうけども、大変難しいです。それを大きな資本にも入っていただいて、ともに再開発事業で新たな街に変えていくこと、新たな、少ない人口でも支えやすいという都市の構造に変えていくこと。
これが今私たちが任された時代の責任と義務です。そういう町をつくっていくとともに、それなりによってリターンがどんどん入ってきますから、ソフト面でまた子どもたちのための社会を作っていくということ。
先ほど知事からも話がありました。学校給食費の無償化。これは単一実態では、することが難しいです。どこの自治体も 1 年、 2 年で辞めてしまってる。これを国の力と、そして県と市が一緒になってやれば、これは完全無償化ができます。
所得制限を設けたり、あるいは第二子以降だとか、第三子以降だとか、そういう制限を持たないで、すべての子どもたち、小学生、中学生の学校、給食費を無償化にするということが、国と県と市が連携取れば必ずできます。
まず、来年度、宇都宮が先鞭(せんべん)をつける意味で。月 2000円、年間 2万円を支給をさせていただいて、残りを県と国に合流していただいて、完全無償化というのを進めていきたいと思います。
そして、障害者でありますけども、障害者の方々様々な障害によってその対応が変わります。
それをやっていくのが我々行政です。そして、そういう障害者の方が社会に復帰。できればパソコンの習得とか様々な資格を取る。その支援もしていきます。また、重度の障害者の方、そういった方々のグループホーム、こういうものも作ると合わせて、何よりも障害者にとって一番心配な親なき後、親亡き後、これを社会がしっかりと解決をしなくてはなりません。
その先頭に立つのが宇都宮市です。宇都宮市が責任を持って、親亡き後の社会をきちんと作る社会で支えていくことができる。そうした街を作ってまいります。
そして女性活躍です。女性の活躍がなくして宇都宮、そしてこの日本の発展はありません。
女性が社会に出やすい環境、そして社会の中で仕事を続けられる環境、これを作っていかないと、いつまでも念仏のように「女性活躍・・」「女性のため・・・」、それだけで終わってしまいます。そこをきちんと宇都宮市は整理をして、女性が働きやすい働き続けることができる、いつでも社会に出られる、そしていつでも戻ることができる、そういう社会をきちんと作り上げてまいりたいと思います。
そして、これから新しいまちづくりまちづくりの一つとして学校のプールがあります。どこの自治体も学校のプールが古くなって大変苦しい思いをしています。建て替えはできない。では民間に力を借りよう。でも、宇都宮の場合には中学校 25 校小学校 69 校、 94 校もあります。94 校のプールを民間に全てお願いっていうのはできませんから、それなんで宇都宮はこれから建て替えが必要なことを見越して、この先ですけども、それを見越して今から準備に入る。
それはどういうことかというと東南北中央にプールを作る。それも全天候型のプールを作って一年中子供たちがプールの授業に使える。そして夕刻や午後は空いてしまいますから、地元に使っていただく市民に解放をする。私立の学校でも使っていいと思います。
一緒にやって、一緒に子供たちと授業の確保をしていく、そして子供たちを社会全体で育てていくということ。少ない人口になって少ない子どもたちです。今まで以上の宝です。そして、その子供たちには人間旅行を高めてもらって、少ない人口でも少ない責任世代であっても、この宇都宮を日本を発展をさせる原動力になってもらわなくてはなりません。
学校教育においても知事がおっしゃる英語教育、幼稚園就学前からということでありますが、様々な習熟度別事業などを行って子供たちの教育レベルを上げていきます。宇都宮が 15年前から目指しているのは西の京都、東の宇都宮、それを目指して頑張ってきました。
学校の成績も県平均・全国平均をきれいに上回っています。さらに力を入れて学力だけじゃなくて、心そして体力全てにおいて、人間力の高い子どもたちを育てていきます。そういう町を作って宇都宮がこれからも発展できる。
つまりはスーパースマートシティという街を作ってまいります。この街を作っていくのは私が戦争になって汗をかいてがむしゃらに仕事をしていきますから、今まで通り 20 年間の今までどおり、皆さんと一緒に街を作っていきたいと思ってます。
よろしいですか?皆さん?皆さんと一緒に作り上げてきたこの宇都宮を、次の世代のためにもさらに発展させましょう。
いつの時代にも先人がこの国を作ってきました。100 年前も 1000 年前も一生懸命汗をかいて働いて、そしてその結果、次の世代に新しい良い社会がつながってきました。
我々の時代で止めるわけにはいかないんです。間違った選択をすることはできないんです。次の世代のために、今からしっかりと社会を作っておくこと。次の世代に任せた、そして次の世代が中心になった時にはもう間に合わないと思います。
何せ少ない人口で支えていくわけですから、少ない人口でも支えやすいような社会の我々が責任を持っていま作っちゃうこと。これからが真剣勝負の 4 年間大切なラストチャンス、ラストチャンスなんです。このラストチャンスをみんなで作ってまいりましょう。
そのために日曜日まで知事と私に絶対なるお力を賜りますようお願いをいたしまして、出陣式の決意表明とお願いとさせていただきます。よろしくお願いします(了)